ロシア軍、ウクライナ首都に神風ドローン「KUB-BLA」で攻撃 米国メディア報道

ロシア軍はウクライナの首都のキーウ(キエフ)に、小型攻撃ドローンで攻撃を行ったとアメリカのメディアが報じていた。攻撃に使われて破壊されたドローンの写真も公開していた。ロシアのZALA Aeroグループが開発した『KUB-BLA』と呼ばれる小型攻撃ドローン。ZALA Aeroのスポークスマンは2019年にアブダビで開催されていた国際軍事防衛展(International Defense Exhibition and Conference :IDEX)で披露された時に「KUB-BLAは非常に精確に標的を定めて、静かに敵に近づいていくことができ、利用するのも簡単で、とても効率的な兵器だ」と語っていた。

ウクライナ軍 トルコの軍事ドローンでロシアの装甲車破壊 トルコ「軍事支援でなく民間企業のビジネス」

ウクライナ軍はトルコから購入した軍事ドローンがキエフ北西約100キロの町でロシア軍の進軍を防ぐことに成功したと発表し、軍事ドローンがロシア軍の装甲車を破壊する動画も2022年2月27日に公開した。

今回、ウクライナ軍が使用したのはトルコの軍事企業が開発した軍事ドローン「バイラクタルTB2」で、トルコが輸出しているし、ウクライナ現地での生産も発表していた。ウクライナの国防大臣のオレクシー・レズニコウ氏はトルコから新たな「バイラクタルTB2」も納品されていることを発表していた。

米軍で活躍中の「ロボット犬」、なぜ犬型になった? 開発者が語る「能力」

ビジョン60は従来のロボットに比べてモーターが大きく頑丈で、ギア比が低く加速しやすいために駆動性に優れている。そのためモーター自体が地形を検知し、砂漠でも雪原でも氷山でも沼地でも崖でも自在に移動する。

用途は2つで、1つ目は単発の偵察任務。監視部隊として派遣し、爆発物や危険な化学物質や核物質を探させる。適切なセンサーを搭載して送り出せば、その場所の特徴を調査してくれる。

2つ目はルーティンワークで、例えば産業ロボットとして工場を点検する。毎日決まったルートを巡回して計器を読み機械の温度を調べて、異常の有無をチェックするのだ。


AI研究者「キラーロボットは映画ターミネーターとは違う」BBCで「既に実現化され精確に標的を攻撃」

カリフォルニア大学バークレイ校(UCB)のAI専門のスチュアート・ラッセル教授は以前からキラーロボットの脅威を訴えていた。2016年の世界経済フォーラムでもキラーロボットの脅威を伝えており、2017年には自律型殺傷兵器の脅威を伝える「Slaughterbot」という動画に登場。いろいろなメディアにも登場している。

ラッセル教授は2022年1月に英国の公共放送BBCに登場。ラッセル教授は「最近、キラーロボットや自律型殺傷兵器の報道で、多くのメディアや有識者がキラーロボットを映画「ターミネーター」に例えるのをやめてほしい」と訴えていた。

アメリカ海軍は、2028年に建造開始を予定しているアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の後継となる次世代ミサイル駆逐艦の構想を明らかにしました。 アメリカ海軍は2022年1月12日に開催された海軍協会のシンポジウムで「次世代駆逐艦DDG(X)」の”予備ドラフトコンセプトデザイン”を発表しました。これは1991年から運用されているアメリカ海軍の「アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦」に代わる次世代ミサイル駆逐艦になります。

アメリカ軍が採用した最新の四足歩行ロボット「Vision60」 車体上部にライフルを装備し、人工知能(AI)を持った軍事ロボット犬とは?

重量 45.4㎏

最高速度 10km/h

防水防塵性 IP67

耐熱温度 -45℃~55℃

最大航続距離 12.6km

最大航続時間 3時間

最大積載量 9kg

射程1200mのライフルSPUR搭載可能


中国がインド国境でロボット戦車の警備導入「中国からの新たな脅威」

中国がインドとの国境にロボット警備を設置したと報じていた。

「SHARP CLAWS」と呼ばれるマシンガンを搭載した無人のロボット戦車などを設置。現在はリモートでコントロールしているが、中国でのAI技術の発展によって、近い将来に自律型になるだろうとして「中国からの新たな脅威」と伝えている。

ドイツ軍事企業「自律型戦車」動画公開:国連でキラーロボットの使用禁止を議論中に

ドイツの軍事企業のラインメタルは自社が開発している自律型戦車の動画を2021年12月に公開した。ラインメタルが開発している「Autonomous Combat Warrior (ACW) Wiesel」というプラットフォームを元に開発した自律型戦車で、自律での運用も行われるが、人間の軍人がリモートから操作することも可能。

国際NGO「顔認識による特定個人を殺害するキラーロボットの脅威訴え」イラン核科学者暗殺にも活用か

イランの核科学者のモフセン・ファクリザデ氏の暗殺に使用されたのはベルギー製のFN MAG機関銃にAIと複数のカメラを搭載し1分間に600発の弾丸を発射できるキラーロボットで衛星経由でコントロールしていたということだ。そして機関銃に搭載されたAIとカメラセンサーで車内のモフセン・ファクリザデ氏を顔認識機能で識別して射殺した。たしか同乗していたモフセン・ファクリザデ氏の妻や関係者は無傷だった。