ABB、産業用協働ロボット「SWIFTI CRB 1300」発売。クラス最高のスピードと精度

クラス最高のスピードと精度に加え、最大11kgの可搬重量を備えており、さまざまな生産、製造用途に使用することができるとしている。

SWIFTI CRB 1300は、OmniCore C30とC90XTコントローラを搭載し、同クラスの協働ロボットと比較して最大5倍の精度を誇り、一貫した精度と再現性が求められるタスクに理想的なロボットだという。最高速度6.2m/s、可搬重量7kg~11kg、リーチ0.9~1.4で、ねじ締め、組み立て、ピックアンドプレース、パレタイジングなどの高可搬作業を行うことができる。埃や湿気に対する保護機能(IP67まで)も備えているため、厳しい環境下でも使用でき、マシンテンディングにも最適だという。


傑作絶叫マシンうむ関西企業 初の4足歩行ロボで新境地(LBS)

国内外の遊園地やテーマパークに多くの遊具を納入している三精テクノロジーズ(大阪市)は、世界初となるロボットを使った遊具の開発に挑戦している。4人が乗車可能な四足歩行ロボットでテーマパークのパレードについて行ったり、シューティング機能をつけて対戦を楽しんだりする使い方を想定している。

「2足歩行の人間」が「4足歩行のロボット」を全身運動で直感操作するとこうなる

Motion retargetingモジュールは、人間のライブモーションを入力とし、それを物理的に有効な適切な4足歩行ロボットのモーションに変換する。そしてImitation controlポリシーでは、与えられた4足歩行ロボットの動きを模倣できるようにするために制御ポリシーを学習する。Motion retargetingモジュールを教師あり学習で開発し、Imitation controlポリシーを強化学習で学習する。

 主な動きは、人の腕の動きでロボットの前足が動作し、2本足の歩行でロボットが前進する。

壁に手をついて転倒を避ける人型ロボット、フランスの研究チームが公開

仏Inria社の研究者らは、同社が開発している人型ロボットTALOSが不意に転倒しそうになったとき、とっさにそれを回避する「コツ」のような能力を与えようとしています。

最も厄介なのは、最後の「瞬時に」という点で、今回の実験では、TALOSの足が破損し折れてしまった場合を想定して、人間のようにそばにある壁に身体を寄りかからせて姿勢を維持させる「損傷反射」システム、D-Reflexがテストされました。D-Reflexは、88.2万回ものシミュレーションによるトレーニングを重ねたニューラルネットワークを積んでおり、ロボットは姿勢が乱れた瞬間に人とほぼ同じ速さで壁に手を伸ばして、身体を安定させることができるとのことです。


テスラCEO、ヒト型ロボット披露 将来価格290万円未満

米電気自動車(EV)大手のテスラは9月30日、ヒト型ロボット「オプティマス」の試作機を披露した。世界の人口減に警鐘を鳴らすイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の指揮で2021年に開発が始まった。マスク氏は将来的な価格は2万ドル(約290万円)未満を想定する。自社のEV工場などで活用して労働力不足の解消につなげる構想を示した。

試作したオプティマスの高さは170センチメートル程度で、重さは73キログラム。EVの運転支援システムで使うAIや半導体などの部品を活用した。人体の構造を模した手足の関節を持ち、荷物の運搬などの作業をこなすことができる。

IHMCがヒト型ロボット「ナディア」を開発中、動画を公開 ボストンDRS「アトラス」とNASA「ヴァルキリー」をベースに 「IEEE」が報じる

「ナディア」は電動アクチュエータと油圧スマートアクチュエータのハイブリッド。7自由度の電動アームと3自由度の電動骨盤、2自由度の油圧胴体と5自由度の油圧脚を組み合わせている。「IEEE Spectrum」の記事によれば、Nadiaの関節は、可動域が最大になるように配置され、前方に密集したマニピュレーション作業の空間と、可動性の高い脚部を融合しているという。ロボットの大部分はカーボンファイバーのシェルで覆われ、周囲の人や環境との接触の安全性を高めているとしている。

また「ナディア」は没入型バーチャルリアリティ遠隔操作に重点を置いている点も特徴的だ。いわゆる完全自律型ではなく、ロボットが自律で動作できる部分は動作し、複雑なタスクや人間の判断が必要な部分は遠隔で人間が直接コントロールできるようにすることで、現実解を見いだしている。

河野大臣アバターロボで世界初実験、なるか予算委員会出席

このプロジェクトは、内閣府が主導し科学技術振興機構(JST)が研究を推進する「ムーンショット型研究開発事業」において、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)インタラクション科学研究所と大阪大学大学院基礎工学研究科の石黒浩教授のグループが目指している、ホスピタリティーが豊かでモラルのある対話や行動ができるアバターロボットの研究開発の一環である。

 アバターロボットにはさまざまな種類があるが、同グループが手掛けるのは「サイバネティックアバター(CA)」と呼ばれるものだ。これは人間の身代わりとしてのロボットや映像などを提示するアバターに加え、人の身体的能力、認知能力、知覚能力を拡張するICT(情報通信技術)やロボット技術を含む概念である。


世界一リアルな人型ロボットがバージョンアップ! あらゆる感情表現が可能に!

Engineered Arts社は、2021年12月に、表情豊かな生首ロボット「Adran」の動画を公開しました。

顔面には人間の表情筋数の3分の2にあたる22個の可動部品が組み込まれており、人間に近い表情をつくることができていました。

そして2022年8月12日、バージョンアップされ、さらにリアルになったAmecaの動画が投稿されました。

Engineered Arts社によると、さらに12個の可動部品を顔面に追加し、より細かな表情を生み出せるようになったとのこと。

動画では、鏡の前に立ったAmecaが、喜び、驚き、怒り、混乱、悲しみなどのさまざまな表情を見せています。

MITの4足歩行ロボット「Mini Cheetah」、速度が大幅に向上

走り方こそ機械ならではの不自然さが拭えないが、時速8~9マイル(約13~14km)で走れるようになり、2019年当時の最高速度だった時速約5.5マイル(約9km)から大幅に向上した。では、何が変わったのだろうか。

Mini Cheetahは、シミュレーションによるトライアル&エラーから学習した知識を現実の世界に応用することで、より速くなり、さまざまな地形を走行できるようになった。

人に合わせて笑うロボット 相手への「共感」目指す―京都大

人の笑い声の周波数を分析し、人工知能(AI)が大笑いや愛想笑いを返すか、笑わないかの三つから選ぶ。適切な笑い方を自ら判断して選ぶロボットは世界で初めてという。

 井上助教らは、質問に適切に答えるだけでなく、相手の話に共感を示すロボットの開発を目指しており、「自然に笑うロボットの開発を進めることで、人と共生するロボットの実現につなげたい」と話している。

研究グループは初対面の男女82人の会話を録音し、相手の笑いに合わせて笑う「同調笑い」に着目してAIに音声データを機械学習させた。相手の笑い声の周波数を分析し、まず一緒に笑うか笑わないかを選んだ上で、笑う場合は大笑いか愛想笑いかを選択するシステムを構築した。


人とロボットが織りなす未来の社会とは 大阪大学教授 石黒浩氏が描く進化の姿

「ありとあらゆる場面で人と関われるロボットは当面実現できない。ただ、特定の場所と役割を与えて、丁寧にプログラムすれば人間らしく対話できるアンドロイドが実現できる」(石黒氏)。

 音声認識技術や眼球部分にカメラも導入されており、表情や話し方から相手の気分や自分に対する感情を識別、互いの関係性が良好ならさまざまな話題を投げかける。「ERICAは150通りの話題で話すことができる。初対面で150通りの話題が話せる人はなかなかいない」(石黒氏)。

Xiaomi、ヒューマノイドロボットCyberOne発表、Tesla Optimusのライバルとなるか?

 Xiaomi CyberOneが、現段階ではプロトタイプで、将来的には、高度な感情知能を持つだけでなく、人間の感情を察知する能力を実装する予定だ。今回、ステージでデモされたCyberOneは歩行困難で、完成度で言えばまだまだではあった。二足歩行を習得するための改良が進められているという。

人型ロボットCyberOneは、Xiaomiのロボット専門部門であるXiaomi Robot Labsが開発したメカトロニクスと人工知能を組み合わせて使用していると。XiaomiはCyberOneの開発に相当量のリソースとマンパワーを費やしたという。

CyberOneは、現存する人型ロボットの中で最も大きく、身長は177cm、体重は52kg強である。これは、平均的な人間とほぼ同じ大き聡なっている。このロボットは、リアルタイムで問い合わせに応じたり、片手で1.5kgまでの小さなものを運ぶことができる。

東京ロボティクス、全身人型ロボット『Toala』を本格販売開始

●人間と同等のサイズと力:身長1300~1640mm(可変)、リーチ740mm、台車幅720mmと人に近いサイズで、片腕の可搬重量が最悪姿勢の保持で6kgと十分な力が出せるため、様々なアプリケーションの開発に用いることが可能です。

●多種多様な作業に十分な関節構成:腕7軸×2本、腰3軸(ヨー・ピッチ・昇降)、首2軸(ヨー・ピッチ)、足回り4軸(全方位移動台車)の関節構成により、人間の作業空間において人に近い可動域で作業ができます。上半身のみの販売も行っております。

●腕部と腰部のインピーダンス制御と外力検知:関節外乱オブザーバの採用により、トルクセンサレスで外力検知やインピーダンス制御が可能です。また、手先力覚センサのオプションを用いると、手先において高精度な力制御が可能になります。


セグウェイ風に遠隔操作できる車輪付き人型ロボット、米国の研究チームが開発

ハンドフリーでロボットの移動をスムーズに行い、手はアーム制御に開放できる。今回は脚に焦点を当て、脚部ロボットで車輪の動きだけを検証した。

 提案する脚部ロボットは、人間のような足の代わりにアクティブホイールを採用した一対の脚を持つ。各脚は1自由度機構からなり、太もも部分と脹脛部分を結合して車輪移動時のバランスを確保する。脚部ロボットには、4つのアクチュエータやモーター、バッテリーなどが組み込まれており、胴体には慣性計測ユニット(IMU)が取り付けられている。IMUから取得する数値を基に胴体姿勢の推定値を出力する。

「まるで巨人になったよう」 ロボット搭乗体験

ロボットパイロットになれる体験イベントが人気だ。ロボットメーカー「ロボットライド」(東京都八王子市)が製作する高さ約3メートルのロボット「スケルトニクス」に搭乗した参加者は、まるで巨人になったような感覚を味わっている。4月下旬に同社で開かれた体験イベントでは、ロボットの滑らかな動きや、勢いよく発射される空気砲に参加者から歓声が上がった=東京本社写真部 富永健太郎撮影 2022年5月14日公開

Pudu Robotics 四足歩行型の配送ロボット「PUDU D1」を発表 段差の乗り上げや不整地での走行が可能

PUDU D1はPUDU社が開発した初の四足歩行型の業務用配送ロボット。高い演算能力を備えた高性能ジョイントモジュールやマスター制御盤など、Pudu Roboticsが独占権を持つコアコンポーネントを搭載。段差の乗り上げや不整地での走行が可能で、複雑な地形における効率的な配送を実現する。

PUDU D1はコア動力源として、独自の高性能ジョイントモジュールを搭載している。これは中空配線を使い、電源供給が中断されても絶対位置出力を記憶する能力がある。さらに、帯域幅5MbpsのCAN-FD通信プロトコルも採用している。またジョイントモジュールには、前例のない位置フィードバック精度を備えた、19ビットの高精度エンコーダーが組み込まれている。


MITが4脚ロボットの動画公開--ロボットが苦手な駆け足走行をAIで実現

米マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピューター科学・人工知能研究所(CSAIL)が非常に高速で移動する四足歩行ロボットの新バージョンを公開した。4脚ロボットはここ数年、大きな注目を集めてきたが、意外なことに、ある平凡なスキルを獲得するのに苦労している。走ることだ。

自ら走り方を学んで全力疾走! AIで“進化”するチーター型ロボットの実力

これはマサチューセッツ工科大学(MIT)の科学者たちが研究開発を進めている「Mini Cheetah」と呼ばれるロボットだ。このロボットは3月中旬に、これまでで最も速い秒速約13フィート(秒速約4m)、すなわち時速9マイル(時速約14km)を記録したとMITの研究者が発表している。

美しくはないが安定感と速度のある走りが実現した。しかも、この走り方は自分で学習して身につけたものである。

Mini Cheetahは、砂利の足場で滑っても坂をよじ登り、氷の上でバランスを保つことができる。つまずいてもバランスを取り直し、片方の足が不自由になっても動き続けられるのだ。


川崎重工のウマ型トランスフォーム四脚ロボット「Bex」のデモ公開 人が乗って移動したり重い荷物を運んだり

「Bex」の最大の特徴は、整地を「車輪モード」で走行し、畑や森林などの不整地では「足歩行モード」にトランスフォーム(変形)して移動できること。白馬を模したデザインが印象的だ。3年前に開発された同社のヒト型ロボット「カレイド」3号機の下半身の構造を受け継いでいる。

「車輪モード」では、膝まずいたようなポーズで車輪走行する。膝に車輪を装備していて、かつ腹部からも車輪機構が出てきて、モーター駆動で走行する。100kgという高い積載能力を持つとされている。

電動4足歩行ロボットの新型「Unitree Go1」が3月10日出荷開始、運動性能を強化

「Unitree Go1」は、Unitree Roboticsが2020年1月から提供を開始した「Unitree A1」の後継と位置づける機種。旧型の「Unitree A1」から基本的な運動性能やセンシング機能などを改良したというのが特徴だ。

電動4足歩行ロボットについて、同社では「小型で低価格なため、特に実証実験のエントリーモデルとして、これまで幅広く活用されている」と説明している。

主な改良点として、「Unitree Go1」では運動性能が強化。最大走行速度は4.7m/s(17km/h)で、市販製品は速度を制限する。段差乗り越え能力(階段)は12cm。バッテリー駆動時間は約80分で、「Unitree A1」から約1.5倍に拡大した。

シリコンの皮膚、静脈、手のひらのシワなど…人間そっくりな中国のヒューマノイドロボット

YouTubeに投稿された動画では、ジャーナリストの女性が顔の特徴などをスキャンし、「カスタマイズして自分のアンドロイドを作って」いる。その後、体の一部が3Dプリントされる。動画では女性がグローブを装着し、3Dプリントされたロボットの手足の動きを操作している。

「皮膚は医療用のバイオニック・シリコンでできており、皮膚の鳥肌、足の静脈、手のひらのシワなど、どれも非常にリアルに作られている」とEX未来科技館副館長のヤン・ジャングオ(Yang Jianguo)は動画の中でCGTNに語っている。


ボストン・ダイナミクスの倉庫ロボットがDHLから約17.2億円の業務を受注

2021年3月、Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)は同社2番目の商用ロボット「Stretch(ストレッチ)」を発表した。箱を動かす見事なHandleコンセプトを元に作られたこのシステムは、同社の先進ロボティクス技術を倉庫・物流の舞台へと推し進めるために作られた。現在、ロボティクスで最も注目されている分野だ。

Stretchは、トラックから積荷を降ろす作業から始める。発表時に製作者たちが主要な部分として強調していた機能だ。その後、他の作業も加えていき荷物処理システムの自動化を推進していく予定だ。

東京ロボティクス、全身人型ロボット『Torobo』の性能動画を公開

Toroboは、人と共存するロボットの研究を加速するために開発された全身人型ロボットで、人間のように重たい物を持ち上げる力を持ちながら、関節を柔らかく制御することで、人や環境、対象物との接触を安全に行うことができます。JSTムーンショット型研究開発事業(目標3:一人に一台一生寄り添うスマートロボット)における早稲田大学AIRECプロジェクトにおいても、一部改造して使用されています。

早稲田AIRECプロジェクト:https://airec-waseda.jp/

ホンダ、分身ロボット「Hondaアバターロボット」など

バーチャルな移動を可能にする分身ロボット「Hondaアバターロボット」

 Hondaアバターロボットは、時間や空間の制約に縛られず、自己能力を拡張する分身ロボット。2030年代の実用化を視野に、2023年度中の技術実証開始を目指しており、技術実証のパートナーを求めている。 


【出前ロボ】、次に来るのは階段を昇降できる二輪車!

スイス連邦工科大学(ETHチューリッヒ)の学生らによるスタートアップのアセント(Ascento)が今月、自律型2輪ロボット「アセント・プロ(Ascento Pro)」を発表したのだ。歩道や道路などの平らな面の走行はもちろんの他、障害物に遭遇すると一旦停止してしゃがみ込み、バネ付きの脚を利用して前方にジャンプすることで、障害物を飛び越えることができる。

ジャンプを繰り返しせば、階段をのぼることも可能だ。また左右の脚が独立して動くことで、起伏のある道路でも水平を保ちながら走行でき、片方から力が加わってもバランスを維持できる。

怒ってます。ヒューマノイドロボットの鼻に指を押し付けた時の反応が人間じみていた

その表情があまりにも人間じみていて、逆に恐怖を感じさせた人型のヒューマノイドロボット「アメカ(Ameca)」の最新の映像が公開された。

 前回は、突然目覚めたばかりの困惑を表現を見せてくれたが、今回のアメカは怒っている。かなり嫌がっている様子だ。

 人間に指を向けられると、嫌そうな顔をして頭を後ろにそらす。更に指を鼻に押し付けたところ、その手を振り払ったのだ。

ロボットの目に求められる機能とは 本当に必要となる情報を瞬時に判断

アバターロボットの目が見た情報は、その先にいる人間が認識することになる。自宅にいながら、世界中のどこにでも瞬間異動できる「どこでもドア」のようなサービスの提供を目指すavatarinでは、理化学研究所と協力して瞬間移動先になるアバターロボットの目の研究を進めている。