搬送用自律移動ロボット:Mighty-D3が CEATEC AWARD 2022 スタートアップ&ユニバーシティ部門 『グランプリ』を受賞

Mighty-D3は「重量物の搭載ができ凹凸のある一般の路面の走行が可能なので人の代わりに荷物を運んで一緒に行動できる。15cmの段差を乗り越えることができるのが特徴で、他社製品と比較してもコンパクトで走破性能が高い。物流・サービスロボット市場が急激に伸びると予想されている中で、道や施設の案内、見守りなど遠隔応対するロボットオペレーターという雇用創出につながる期待もある」ことを評価され、スタートアップ&ユニバーシティ部門において『グランプリ』を受賞することができました。


天才ハッカーによる自動運転スタートアップ・Comma.aiが自動車に取り付けるだけで自動運転が可能になる「comma three」を発表

天才的なプログラミング能力を買われてFacebookやGoogleで働いた経験もあるというジョージ・ホッツ氏は、2016年に自動運転に関するテクノロジーを開発するComma.aiを立ち上げました。Comma.aiは自動車に取り付けるだけで自動運転が可能になるという「comma two devkit」などを販売しているのですが、この次世代モデルとなる「comma three」を発表しています。

「comma three」は車内で使用できるように設計された第4世代カスタムハードウェアです。360度の視野を確保するための2つのカメラと、遠くのオブジェクトを認識するためのカメラの合計3つを搭載しており、解像度は1080p(1920×1080ピクセル)でダイナミックレンジは120dBを実現しています。Comma.aiはcomma threeのカメラについて「大手電気自動車メーカーよりも2世代進んでいる」と、その性能をアピールしています。また、comma threeはWi-FiやLTE接続が可能で、高精度のGPSも搭載しているとのこと。

ロボットが先回りして次作業を指示、人との協働でピッキング作業を大幅効率化

ラピュタPA-AMRは倉庫現場で人が行うピッキング作業をサポートし、ロボットと人が協働することで生産性を向上させるロボットソリューションだ。クラウドのプラットフォーム「rapyuta.io」と群制御AIにより、複数台のロボットが最適なルートで連携して荷物の搬送を行う。

 床面へのマーキングなどは必要なく、既存の倉庫レイアウトにそのまま導入できる。ロボットはピッキングのオーダーが入ると、事前に読み込んだ図面と前方に搭載された3Dカメラの映像を基に、空間的に情報を認識して目的地に向かう。

オカムラ、カゴ車“片持ち”で小回りが利く自律移動ロボット

オカムラは、物流施設でカゴ車を使用した工程間搬送や整列配置の自動化を実現する自律移動ロボット「ORV:Okamura Robot Vehicle」を9月に発売する。 」

 「ORV」は、SLAM技術を活用し、センサーで周囲の環境を把握して周辺地図の作成と自己位置推定を行ない、目的地まで最も効率的なルートを移動可能。走行ルート設定の自由度が高く、床面工事や経路テープやマーキング、ルート設定のためのランドマークなどが不要で、レイアウト変更や動作エリアの拡張に柔軟に対応できる。

AIによりカゴ車を自動認識して取りに行き、マーキングや人の手による位置合わせなしで、カゴ車の片側を自動でつかみ上げることができる。カゴ車の片側をつかみ上げる「片持ち方式」で移動するため、その場旋回など小回りが利き、カゴ車と一体となったバック走行も可能。 


サイバーダインが拡販狙う、「次世代清掃ロボット」の利点

サイバーダインは次世代型清掃ロボット「CL02」で、2022年度に計100台、25年度は同1000台の受注を目指す。エレベーター連動のマルチベンダー対応ユニットで、エレベーターのメーカーを問わずに自由に乗り降りし、複数のフロアを自動清掃できる強みを活用する。ロボット単体の安さを強調する中国製ロボットに対し、システムとしての運用で時間帯別の清掃など全体のコスト削減が図れる利点を強調。将来は警備ロボットや入退室管理システムとの連動も目指す。 

Amazon、完全自律倉庫ロボット「プロテウス」を披露

Proteusは、同社が開発したナビ技術を使ってフルフィルメントセンター内を自律的に移動し、同社の荷車「GoCart」に搭載された荷物を運搬する。決められたルートを往復するのではなく、例えば従業員が進行方向にいれば避けて通る。移動中自分の前方に発信する緑色の光線を障害物が遮ると感知するようだ。公開された動画(記事末に転載)では、バッテリーが減ってくると自分で充電ポートに接続する様子も紹介されている。

日本科学未来館で柔らかい移動ロボット「poimo」(ポイモ)に乗ってきた トヨタの自動運転EVバス内部も公開

会場に入って、まず目を引くのはソファー型の移動ロボットの「poimo」(ポイモ)。パーソナルモビリティとソフトロボティクスの技術を組み合わた、人が持ち運べるくらい軽く、やわらかく安全で、どこでも乗り降り可能な新しい電動モビリティだ。

開発にはmercari R4Dと、東京大学筧康明研究室 (xlab)らが関わっている。

ビーチで使うエアマットのようなソファーに駆動機構が付いていて、操縦桿で操作して移動できる。操作コントローラは車体の膝掛けや自分の太股に設置したり、膝の上で操作するなど、自由に設置することができる。


2台で協調して自律搬送するロボットシステム、SGHD倉庫で実証し3人分の作業削減

NECと、SGホールディングスグループのSGシステム、佐川グローバルロジスティクスの3社は2022年5月12日、2台の協調搬送ロボットでさまざまな種類の台車や荷物が来ても問題なく搬送できる自律搬送システムの実証を推進中であることを発表した。実証はSGホールディングスグループの次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」内の通販専用のプラットフォーム「EC Logi Tokyo」で実施。試算では搬送作業に関わる人員3人分の作業を補えるとしている。

楽天・西友・パナがつくばでロボット配送。最短30分110円でお届け

楽天グループ、西友、パナソニック ホールディングスの3社は、自動配送ロボット(Unmanned Ground Vehicle:UGV)の公道走行による配送サービスを、つくば市内で5月28日から7月30日まで提供する。26日にはつくば駅近くの「つくばセンタービル」でデモンストレーションが行なわれた。

 

7月30日までの毎週土曜日に、「西友つくば竹園」店から注文された商品をロボットを使って最短30分以内、または指定時間に自動配送する。対象ユーザーはつくば駅周辺の約1,000世帯。対象商品は「西友つくば竹園」が扱う商品のうち、生鮮食品、冷蔵・冷凍食品、お弁当・お惣菜を含む飲食料品や日用品など2,000点以上。配送手数料は110円。

川崎重工がスリムな自走式ロボット「TRanbo-7」(トランボ・セブン)を販売開始 工場通路幅800mmも走行可能、非接触充電に対応

「TRanbo-7」は、JIS規格で推奨される工場通路幅800mmを走行できるスリムなボディを実現。装置への加工品や部品のセット作業(ロード/アンロード)、保管棚からの部品のピッキングなどに活用可能だ。また、人に接近する距離によって、低速走行への切り替えから停止、走行再開などを自動で行い、作業場所への移動後は、コントローラの内蔵ビジョンを使うことで走行部の停止位置を補正して作業することができる。


100億円超を調達したロボットベンチャー ラピュタロボティクス

ラピュタロボティクスは物流分野をターゲットに、倉庫業務のオペレーション効率化や、複数台のロボット同士が連携することにより生まれるシームレスなエコシステムの構築を目指している。世界的なEコマース需要の急拡大に伴って、物流業界ではDX化や人手不足などの課題が深刻化しており、物流倉庫における自動化の必要性が高まっている。国内では佐川グローバルロジスティクスや日本ロジテムなど物流大手での採用が広がっている。導入企業では業務生産性が平均して約2倍に改善しているという。

東京ミッドタウン八重洲、オフィス階までフードを届けるデリバリーロボなど本格導入へ

三井不動産は4月22日、「東京ミッドタウン八重洲」に導入する各種ロボットサービスの詳細を発表した。デリバリー、清掃、運搬ロボットを採用し、オフィスまで届けるフードデリバリーを実現するほか、清掃業務の省人化、重量のある荷物の簡単運搬などを目指す。

導入するのは、デリバリーロボット「RICE」(アスラテック)6台、清掃ロボット「RULO Pro」(パナソニック)8台、運搬ロボット「サウザー」(Doog)5台の計19台。

重量230キロの荷物を運搬する大型ドローン「Elroy Air」の実力

フェデックスは、2020年からElroy Airと提携しているが、来年初めに予定されているテスト飛行では、ドローンとフェデックスの施設やスタッフとの連携方法や、最適なルートの検証を行うという。

Elroy AirのCEO、David Merrillは、「当社はこれまで一貫してフェデックスを重要なパートナーに位置付けてきた」と話す。同社のChaparralは、300〜500ポンド(約136〜227kg)の貨物を積んだポッドをピックアップして最大300マイル(約483km)離れた目的地まで運び、それを下ろした後に再びポッドをピックアップするよう設計されている。


自動配送ロボットの安全な運用を目指す「ロボットデリバリー協会」が発足

川崎重工業、ZMP、TIS、ティアフォー、日本郵便、パナソニック、本田技研工業、楽天グループの8社は2月18日、自動配送ロボットを活用した配送サービス(ロボットデリバリーサービス)の普及により生活の利便性向上を目的とする「ロボットデリバリー協会」を発足した。

同協会は主に、ロボットデリバリーサービスの安全基準の制定および改訂に取り組む。さらに、サービスの安全基準に基づいた認証などの仕組みづくりや、行政機関との連携も担うとのことだ。

可搬重量約120kgのまま静音化を実現!ヴィストン、研究開発用台車ロボットの大型モデル「メガローバーF120A 」を発売

メガローバーF120Aは、研究開発用台車ロボットの大型モデル「メガローバーF120」の後継機種。可搬重量約120kgを実現した筐体と、ArduinoIDE対応、ROS1対応といった特徴はそのままに、ダイレクトドライブのインホイールモーターを採用することで、従来よりもさらなる静音化を実現した。LiDAR(LRF)オプションやバンパーオプションなど、様々なオプション機器の取り付けにも対応しており、多岐にわたる運用シーンに合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。

スマートロボティクス/中小規模倉庫向けの自動搬送ロボット発売 

同ロボットは小型タイプのため、狭い通路でも人とすれ違って走行することが可能。本体のセンサーと3Dカメラが自己位置と障害物を検出して自律走行する。

本体のタッチパネルやパソコンの操作画面をワンクリックするだけで操作が可能。搬送ルートにガイドレールは不要で、障害物を自動で回避し、任意のポイントまで移動する。最高速度は1秒間に1.4m、1回の充電で最長8時間の走行が可能となっている。


ソニーの「First Flight」にスタイリッシュな未来型電動車いす「バンバンロボット」登場 生活を応援するEVモビリティ

トリニティP.S.による未来型電動車いす「バンバンロボット」は、移動目的の「電動車いす」から、生活を応援する「EVモビリティのロボット」を目指した商品。四輪の安定走行に加えクイックな操作を可能にする全方向ホイール&タイヤを前輪に採用。また、収納スペースをより小さくする「オートステップ」を実現し、一体折りたたみ式で誰でも簡単に折りたたむことができる。さらに、大型のLEDデザインテールランプの採用により、昼夜問わず安全に走行可能。

GITAI、月面作業用ロボットローバーR1を開発、JAXA模擬月面環境での実証に成功 

近年米国と中国を中心に月面資源探査・基地開発競争が加速しており、従来の人間の宇宙飛行士よりも安価で安全なロボット労働力の需要が急増しています。

上記の需要を受け、弊社GITAIは、月面で探査、採掘、点検、保守運用、宇宙組み立て等の汎用的な作業が可能な最新型の月面作業用ロボットローバーR1を開発致しました。

そして、2021年12月に、JAXA相模原の模擬月面環境でGITAI月面作業用ロボットローバーR1による複数の作業・走行試験を実施し、予定していた全ての試験に成功致しましたので実証動画を公開致します。 

家の中で配膳や重い荷物の持ち運びを助けるロボット・カート「Labrador Retriever」

このロボットは2種類作られており、ひとつは約76cmで高さが固定された「Labrador Caddie」、もうひとつはトレイのピックアップ&高さが約63cm~97cmに伸縮する上位機種「Labrador Retriever」があります。

いずれも頭金を約17万円ほど支払い、3年間に渡り月額使用料を約1万,300円か1万7000円を収めるプランとなっています。


Serve Roboticsが完全自律型歩道配達ロボットでの商業配送に成功、無人ロボット配送実用化へ大きな一歩

自律型の歩道走行配達ロボットを製造するServe Roboticsは米国時間の13日、自律走行車メーカーとして初めて、レベル4の自律性による商業配送完了に成功したことを発表した。

 レベル4は高度運転自動化のフェーズで、一定の区域など走行場所や走行速度、天候をはじめとする環境など、条件が揃っていれば人間の介入を全く必要としない自律的な無人走行を可能にする段階。

 今回、Serve Roboticsが一部の商業配達において配備するとした次世代ロボットは、配送エリアとして指定し、ジオフェンスで囲んだ特定の運用領域内ならば、遠隔操作するオペレーターや安全確保のためにロボットの後をついていくスタッフなどを一切必要とせず、搭載された機能のみで日常的な安全走行と自律配送が行える

配送ロボットが商品をテーブルまで届ける 丸の内仲通りアーバンテラスを走行 屋内外を統合した3Dデジタルマップを利用

丸の内仲通りアーバンテラス(丸の内二丁目ビル前ブロック北側)に設置されている指定のテーブルより、スターバックスコーヒー丸の内三菱ビル店への遠隔注文が可能となり、注文した商品をロボットがテーブルまで配送する。走行するロボットは「LogieeS-TC」1台。

経産省と三菱地所 ロボットとエレベータが連携した「ロボットフレンドリー」な街づくりを本格化 NECやパナソニックのロボットでデモ公開

三菱地所が経済産業省とともに「ロボットフレンドリー(ロボフレ)な環境・まちづくり」に向けて本格展開を始めた。2022年1月25日(火)、ロボット活用のユースケースの創出や人手不足の解決に向け、施設とサービスロボットが連携した実証実験を行うことを記者発表会で発表した。実証実験の場所は三菱地所が運営管理する大手町フィナンシャルシティ グランキューブや大手町パークビル等。


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