原発ロボット新着ニュース


福島第一原子力発電所では、当初は外国製のロボットが活躍していましたが、現場のニーズに沿った開発がされた日本製のロボットも増えてきました。廃炉に向けて今後の開発に期待したいです。 

東京電力 廃炉プロジェクト

ロボット技術の活用

福島第一原子力発電所では、事故の安定化および廃炉の推進のために、遠隔技術(ロボット)を活用しています。
 これまで主に、人に代わってロボットが原子炉建屋内の調査などを実施し、その後の作業計画に反映することで、被ばくなどの作業リスクの低減に寄与しています。
 今後、建屋内高線量エリアでの除染作業や、原子炉格納容器/圧力容器内などの燃料デブリ取出しに向けた各作業において、遠隔技術の更なる活用を想定しています。
 ロボットとそれに関連する技術については、国内外の各企業および機関からご支援・ご協力をいただいており、当社は、事故直後からこれまでにご協力いただいている多くの関係者の方々に改めて感謝するとともに、今後も皆さまのご理解とご協力のもと、長期に渡る廃炉作業を着実に推進してまいります。
 当該ページでは、事故発生以降当社ホームページ上に随時掲載してきた、原子炉建屋内でのロボットの活用実績にかかわる情報を整理し、ご紹介いたします。

 

 主に1階以上のフロアで活用実績のあるロボット

 

主に地下階で活用実績のあるロボット

トピックス

実在した国産4脚ロボ、福島第一原発で東芝が見た現実 2020/10/05

国内では、Spotと肩を並べる4脚ロボは見当たらない」――。産業技術総合研究所の上席主任研究員で、歩行ロボットに詳しい梶田秀司氏は現状をこう話す。

ところが過去には実用化された国産4脚ロボが存在した。東芝が福島第一原子力発電所の廃炉調査で使うために開発したその名も「4足歩行ロボット」である。今から8年前の2012年に開発され、2014年までの2年間、福島第一原発の2号機で調査業務を担い、実績を上げていた。現在は使われていない。

福島第一原発のデブリ取り出しへ、16mの釣りざお型ロボット 2018/01

東芝と技術研究組合「国際廃炉研究開発機構」(IRID)は、東京電力福島第一原子力発電所2号機の格納容器内を調査するため、釣りざお型の調査ロボットを開発した。長さ約16メートルの伸縮さおを伸ばし、先端からカメラを吊り下げる。2018年1月に投入し、圧力容器から溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)などの撮影を目指す。



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